人類の果たてを見るか第三次世界大戦 狂気まさらば
World War Ⅲ…
will we see the end
of humanity?
if unstoppable madness
should win on the earth
All rights reserved (C)2022 Rika Inami 稲美 里佳
Poet of the Fifth Dimension, Rika Inami's Blog. Her inner space is expressed in tanka , photographs and daily life. She loves her home land, Akita, the Land of Poetry and mainly she compose tanka on nature. 五次元歌人 稲美里佳の内面世界が短歌や写真、そして日常生活を通して描かれています。詩の国 秋田に在住し主として自然詠を詠っています。
人類の果たてを見るか第三次世界大戦 狂気まさらば
World War Ⅲ…
will we see the end
of humanity?
if unstoppable madness
should win on the earth
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春雨の雲ぞせまりし十日月ひかり朧に闇夜をわたる
clouds
of spring rain coming...
hazy light
of the tenth moon
crossing the dark night
(C)2022Rika Inami 稲美里佳
今日は終日雨でした。写真は昨夜の午後11時頃の月です。昨日の日中は雲一つないような青空がひろがっていましたが、夜になって雨雲がかかってきていました。
...... 日中の晴天は私に月見を期待させました。
月を待ち構えていた訳ではありませんでしたが、夜になって思い出したように月を見たくなったのです。
私は最初、南側の窓から空を見ました。月は見えません。西側に回っているのかもしれません。西側の窓から空を見上げました。あ、ありました。が、なんだか少しぼんやりいます。朧月というのでしょう。そうか、天気予報では明日から雨とのこと、もう雲がかかってきたのです。それでも、窓を開けて寒い思いをしながら写真を撮りました。撮った後で月齢をアプリで確かめると十日月とのことでした。
All rights reserved (C)2022 Rika Inami 稲美 里佳
かくかくに 雪 地に近きところより解けそめ春陽 草に注けり
(C)2022稲美里佳
ロシアのウクライナ侵攻(先月2月24日)の日よりしばらくウクライナに没頭していました。
新聞、WEBニュースをはじめTVのニュース、見るもの読むことはことごとくウクライナとロシアの動きとそれについての識者のレポートを読み漁っていました。
短歌も反戦を詠み、それを投稿しました。私の劇しさが出ているので果たして掲載してくれるのかどうか心配していましたが、どうやら掲載してくださるようです。
少し人心地がつき、はっと戸外を眺めると、今日はよく晴れていました。
最高気温も7℃まで上がり、雪壁はまだ高くそびえていますが、道路に雪はありません。
散歩に出てみました。
春の陽光、青空、あたりは完全なる外の世界でした。白々しいものが私を包み込み、たちまち私は今まで現実から乖離していたのではないかと思うようになりました。
反戦短歌を詠いましたが、周りを見るとそういう短歌や俳句を作る人があまりいないようで、何だか気恥ずかしくなってきました。
しかし、別の短歌を投稿しなおそうかとは思いませんでした。
その時その時の歌が私の真実にちがいないと感じたからでした。
To my Interview on Poetry Matters
Rika Inami Facebook: https://www.facebook.com/rika.inami.35
氷柱に2首
雪上に氷柱(つらら)を落とし並べをり厚き氷(ひ)に込む雫は重し
icicles
dropped
down and arranged
on the
snow…
drops
being loaded
into the
thick crystal are heavy
寒中の氷結もまた人をとめ結びの妙の縁(えにし)あるらむ
in deep
winter
freezing
also makes
me stop
it may
have
the
ethereal knot of fate
©︎2022Rika Inami稲美里佳
Thank you for your reply.
恐ろしき氷の微笑視るなかれ心奪われ奈落に落ちん
©︎岡本信一
向こうに地吹雪が吹き上げています。
移りゆく色をば知らぬ寒の入り銀氷の山しろじろ浮かぶ
beginning
of midwinter—
not
knowing the vain colours
mountains
with
silver-white shining snow
float in
the air afar
(C)2022Rika Inami稲美里佳
毎冬のことですが、圧巻冬山です。盆地のなかで生活しているので、辺り四方が山に囲まれています。冬のこの白々と化粧をほどこした山々を見ているだけでこの地に生きている甲斐があると感じています。
山々に降雪した雪と杉の木の樹氷(とでもいうのでしょうか)、その清廉さはまさにクリスタルの白とも言えそうです。
何回か同じような歌を詠ったかもしれませんが、それでもその年年に詠わざるをえません。