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( C)2024Rika Inami 稲美里佳
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numbered
are the leaves that fall
and days to pass
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(C)Ashoka Weerakkody
Poet of the Fifth Dimension, Rika Inami's Blog. Her inner space is expressed in tanka , photographs and daily life. She loves her home land, Akita, the Land of Poetry and mainly she compose tanka on nature. 五次元歌人 稲美里佳の内面世界が短歌や写真、そして日常生活を通して描かれています。詩の国 秋田に在住し主として自然詠を詠っています。
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numbered
are the leaves that fall
and days to pass
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(C)Ashoka Weerakkody
有明や西の暒空わたりゆく恋(こほ)しき望は幽かも影し
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( C)2024Rika
Inami 稲美里佳
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Translated into Spanish by Maria Isabel Etcheverria Lavallero
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Luna menguante
cruza la mañana clara
cielo occidental—
con la luna llena que anhelo
lanzando una débil sombra
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by Rika Inami
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Translated by Maria Isabel Etcheverria Lavallero
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一昨日は仲秋の名月で昨日は満月でした。
お月見を期待して、夕刻、例年通り、月が昇る東に向けて芒とお団子を供えていました。が、あいにくの曇天で仲秋の月を拝むことはできませんでした。
昨夜の満月はといえば、少々は満月が雲間から出たようですが、運悪く、私は用事があり見ることができませんでした。
今朝のことです(2024/9/19 彼岸入り)。暁の頃、西空に月を見ることができたのは。
気温20℃、雲は退き風無きひんやりと澄んだ仲秋の空にほっかりと浮かび、暁の太陽に空の座をゆずり渡ってゆく有明でした。
この月見で先の二日間のお月見の願いは漸く解消した次第でした。
時はもや灼熱にしてゆるされず森の木蔦にやすらふことも
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噴き上げむ地中深くにとぐろ巻く灼熱の星 間に合ふか 人
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地をめぐり小花咲きつぐ秋桜(こすもす)の宙(そら)へあかるむ坂道をゆく
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From “TANKA
HARAKO” by Rika Inami
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風にゆれ我にとびこむコスモスの朝日色にし区切りの日とす
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(
C)2024Rika Inami 稲美里佳
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じつは、この一首はキバナコスモスの色の表現に悩みました。
オレンジ系のキバナコスモスですが、できたら日本の伝統色で表現したいと思いました。
伝統色のサイトで調べると、黄丹(おうに)色がぴったりしています。
が、Google のsearch AI によると、
「黄丹色は、皇太子の袍の色とされ、天皇の御袍の色である「黄櫨染(こうろぜん)」とともに「絶対禁色」でした。皇太子の地位を意味する太陽の色を表現しているともいわれています。現代では、雛人形などに黄丹色が見られます。」
他の色について書いてあるサイトでも同様の事が記載してあります。
となって、私は非常に悩みました。
私ごときの短歌に「黄丹」ということばを使ってよいものか、不遜極まりないことではないか……
結句について、何の「区切り」かは秘密です🤫
真正の時の嵐や雨一過 珊珊去りて秋風さやぐ
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a true season's storm...
after weakened Shanshan
pouring rain
passes through these islands
and autumn breeze rustles
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(C )2024Rika Inami稲美里佳