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2026年8月8日土曜日

七夕絵どうろうまつり

 

ー深草少将の百夜通い/The Legend of the One Hundred Nightly Visitsー

:

深草は百夜通ひの死にて遂げ 愛は留まり現世(うつしよ)越ゆる

:

Fukakusa died

on his ninety-ninth night,

yet fulfilled his vow—

love remains bound,

transcending this fleeting world

:

(C)Rika Inami 稲美里佳

秋田県湯沢市では85日から7日まで七夕絵どうろうまつりが開かれました。写真は今年の絵どうろうではありません。20年くらい前に同祭りを訪れた際に撮りました。小野小町に恋した深草少将の百代通いを題材に絵を描いています。小野小町と深草少将の淡い藤色の衣装が夏の夜空に映え、幻想的な色調で儚い恋を物語っていました。

平安時代の絶世の美女と言われ歌人であった小野小町は一説に湯沢市小野の出身といわれています。美しく成長した小町は都に上り、その美貌故に多くの男性の求愛を得ましたが、その中の一人に深草少将がいました。

二人のあいだには百夜通いという悲恋伝説があります。深草少将は絶世の美女といわれている小野小町をとても愛し求愛したのですが、小野小町はなかなかその愛を遂げさせてくれませんでした。そして、深草の思いを諦めさせようと「私のもとへ百夜通ったなら、あなたの意のままになりましょう」と告げます。言われたとおり、深草は小町のもとに通い続けますが、九十九日目の(嵐の)夜、小野小町のもとへと通う途中、力尽き深草はそれ以上歩くことができず倒れてしまい、息絶えてしまいます。小野小町は彼の死を悲しみ、その後、生涯悩み続けたといわれています。

掲載した短歌はこの悲恋を七夕の絵灯籠を見ながら、詠んだうちの1首です。初期作品です。

The Tanabata Painted Lantern Festival (Tanabata E-dōrō Matsuri) was held in Yuzawa City, Akita Prefecture, from August 5 to 7. I took these photos about two decades ago when I visited the festival.

One lantern depicts Ono no Komachi—a famous 9th-century waka poet said to have been born in Yuzawa—and the other shows Major General Fukakusa, a court nobleman.

Deeply enamored with Komachi's beauty, Fukakusa courted her continuously. To test his devotion, Komachi told him, "If you visit my residence every night for one hundred nights, I shall accept your love."

Fukakusa faithfully made the journey night after night. However, on the ninety-ninth night—caught in a harsh storm—he collapsed from total exhaustion and passed away just short of his goal. Overwhelmed by grief, Komachi is said to have mourned his passing for the rest of her life.

Viewing these glowing painted lanterns—their soft lilac and white hues capturing the fleeting, tragic beauty of the lovers—inspired me to compose tanka poems, one of which I have shared above: My early tanka.


 

©Rika Inami稲美 里佳








2026年8月5日水曜日

24th Naji Naaman Literary Prizes Anthology

 

24th Naji Naaman Literary Prizes 2026の年鑑アンソロジーが完成しました。

こちらのリンクをクリックお願いいたします。

私はP85  にプロフィールと『幽の盆 西馬音内の盆踊り/ Ethereal Bon Odori in Nishimonai』の序文が紹介されています。このようなインターナショナルな賞を戴き、誠に名誉なことと存じております。

https://drive.google.com/file/d/14tpj6nlfWgDgZJotiIoBzIaXttGmf8ns/view






24th Naji Naaman Literary Prizes, HONOR PRIZE の賞状

 


24th Naji Naaman Literary Prizes 2026 HONOR PRIZE 

賞状がとどきました。

Naji Naaman Literary Prizes は、実は昨秋、インドのRam Krishna Singh 教授の推薦され、ノミネートされ応募し、この6月にHONOR PRIZE を受賞しました。

ノミネートされたときには、あまりにも唐突でどうしてよいか分からなかったのですが、Singh 教授がどのような作品で応募するべきか指導してくださいまして、この度、大変名誉なことに受賞いたしました。

身に余る光栄なことで、Singh教授には感謝の気持ちでいっぱいです。
実は、今までノミネートされたことを伏せておりましたのは、ノミネートされた、ということを口外して良いのかどうか迷っていたからでした。
ノミネートされたときに直ぐにもSNSで告知シェアしようかと身構えたのですが、Singh教授が、受賞が決まった時にしなさいといわれたので、Singh教授にも人間関係があるから、ノミネートについては黙っていたほうが良いのではないかといろいろ気を回し悩み、結局伏せていたのでした。

しかし、矢張りノミネートについて公開しても良かろうと思い至り、今頃になってこうして告知している次第です。やるべきことをやった、とさっぱりした気分です。

受賞は偏に私の短歌をささえてくださったWEB上のお友達やフォロアーの皆様のお蔭と存じております。
皆様、ありがとございました。これからも何卒宜しくお願い申し上げます。
一層の精進を心がけます。



2026年7月9日木曜日

インドの学術詩誌 Poetcrit 39 (2) 掲載短歌 _20260709

 

インドの学術誌 Poetcrit 39 (2)に私の短歌5首が掲載されました。

これは昨年の母の年忌供養に際して詠んだ5首でした。

フォト短歌は、Poetcrit 39(2)には掲載されていません。私が独自に作成したものです。

蝶々はスジグロシロ蝶です。春、Walking 時に蝶々がタンポポに留まっていたので思わず撮った写真を利用してフォト短歌に仕上げました。





こちらでは日本語原歌と併せてシェアいたします。

Poetcrit 39 (2) 短歌五首:提出は英語版のみ Poetcrit 39 (2)に掲載

 

On My Mother’s Memorial Service

 

1-

薫風や立夏は近し黄に光る田畦のタンポポ朝日を仰ぐ

 

gentle breeze—
the start of summer so near
yellow dandelions
glint on paddy-field ridges
facing the sunrise

 

2-

命終の日の年忌供養ななとせの日々振り返る亡母(はは)七回忌

 

seventh memorial service—
on the day our mother died
we gather again
looking back on seven years
of her silent absence

 

 

3-

有縁無縁の塔婆もたてにける 幾劫年の因縁(えにし)深きや

 

wooden grave tablets
for both kin and stranger—
how deep runs karma
woven through countless eons
by unseen connections

  

4-

墓原は近くにありて遠のかず青空のもと墓参に和む

 

the cemetery—
always near to us
under the blue sky
visiting the family grave
we find a quiet peace

 

 

5-

なんとなれば成るは成り成らぬは成らぬ億劫年の宿世(すくせ)の果たて

 

simply this—
what is meant to be will be
what is not will not—
the result of destiny spanning
endless eons

  

©2026 Rika Inami 稲美里佳

 

 
















「おらほ」で紹介されました。

 ブログの更新が遅くなりまずいかしらと思っているこの頃です。Google のアドヴァイスによると、何とかというBlog 機能、たぶん検索機能だと思いますが、登録になっていないとのことで、そのこともやる気を失くしている一因かもしれません。が、これもこじつけですね。

今日は、私の重要な歩みの一歩として、今年4月につづき、メディアに紹介されたことを掲載しておきます。

秋田読売会発行の「おらほ」に6月30日掲載されたのです。めでたいことです!

インタビューは6月初めにありました。児玉さんというインタビュアー、記者さんで3時間以上に及びいろいろ聞かれました。

私がどういう人間かを知りたいとのことでいろいろ聞かれました

ざっと今までの歩みの過程です。子ども時代から、海外の文藝コンクールで受賞するに至ったのかという今までの歩みです。インタビュー記事、ありのままの私を知っていただくことができると思います。

記事の写真を掲載しておきます。






2026年6月4日木曜日

20230603 Naji Naaman Prize 受賞


このたび、第24回Naji Naaman Prizes 2026  においてHonor Prize(栄誉賞) を受賞いたしました。83か国から27言語と方言で書かれた4127名の応募者から受賞者として88名が選ばれ,、その一人に選ばれました。

Naji Naaman 様ならびに審査員の皆様に、心より御礼申し上げます。

今回の受賞は、作家、歌人としてのこれまでの歩みを評価していただいたものと受け止め、大変光栄に存じております。
これもひとえに、日頃より支えてくださる皆様のおかげです。

まだまだ未熟ではございますが、今後も一層精進してまいります。

I am honored to announce that I have received the Honor Prize (for complete works) at the 24th Naji Naaman Prize 2026.

This year, entries were submitted by 4,127 applicants from 83 countries, in 27 languages and dialects. A total of 88 winners were selected, and I am deeply honored to be among them.

I would like to express my heartfelt gratitude to Mr. Naji Naaman and the distinguished members of the jury.

I humbly accept this award as recognition of my overall literary work, and it is a great honor for me. This achievement would not have been possible without the support and encouragement of so many people.

I am still on a long journey of learning, and I will continue to devote myself to my work with sincerity and dedication.

© Rika Inami


うすうすとさ霧にうかぶかぎろひに朧ながらも郷のあかるむ

 

morning sun 

floating in the thin mist

villages

yet, faintly 

brighten in silence



(C)Rika Inami 稲美里香