月読の光やさしき雪の松いく難越えて君を俟つかな
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( C)2025Rika Inami 稲美里佳
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が、時折は晴れ間が見えることもあります。
昨夕、家の前の除雪後、久しぶりに月を見ました。漸く夜の闇がおりてきた頃、雪雲が退いたあとの澄んだ空に月が浮かんでいたのです。月齢9.6の宵月。久しぶりに月を眺め、しばしもうっとりしていました。
Poet of the Fifth Dimension, Rika Inami's Blog. Her inner space is expressed in tanka , photographs and daily life. She loves her home land, Akita, the Land of Poetry and mainly she compose tanka on nature. 五次元歌人 稲美里佳の内面世界が短歌や写真、そして日常生活を通して描かれています。詩の国 秋田に在住し主として自然詠を詠っています。
月読の光やさしき雪の松いく難越えて君を俟つかな
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( C)2025Rika Inami 稲美里佳
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せつせつと一日の除雪に励みをり然れど此処にも神はありけり
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ここ何日か、寒波の到来で、除雪に余念のない日々を送っていましたが、ようやくお天気も落ち着いてきたようです。昨日、雪の中を歩いている途中、雪をかぶっている松を見ました。
時折、吹雪く強い風に吹かれていながら、雪を積んでいる松の枝が印象的でした。
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冬空のあらびにたへて老の松しら雪かぶり一尺余
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( C)2025Rika Inami 稲美里佳
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念珠色(ねずいろ)の木の実かげるや冬和音
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English
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bead-coloured fruits
glow through wintery silence
a chord of peace
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©2024 Rika
Inami
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In Spanish
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Translated by Jorge Alberto Giallorenzi
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Poesia per la Pace (Poets for Peace)
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