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2023年10月6日金曜日

森薊/ Forest Thistle - 20231006

 
森薊むらさきくすみうなだるる観念したるか花のいのちを


forest thistle

changing to fading  purple

and hanging head

resigns herself to 

the fragile  flower’s life


(C )2023Rika Inami 稲美里佳



掲載した短歌の写真は、一昨日ドライブしてきた、栗駒国定公園内のシラタマノキ湿原近くで撮った薊です。葉に切り込みがないので、モリアザミのようです。












2023年9月21日木曜日

彼岸入り/ The beginning of Autumn Equinox Week- 20230921

一夏の想い籠もるか野あずきのカナリィイエロー学園の坂

*

maybe
summer pleasant memories...
canary yellow 
of wild azuki blooming
on the school slope

*

(C ) Rika Inami 稲美里佳

*


昨日から彼岸に入りました。

同時に急に朝晩だけでなく日中も涼風が吹くようになりました。

:


さやらさやら秋風さはぐ彼岸入りうたたねさそふ君の優しさ

:

sighing breezes 

swirls at the start of autumn 

equinox week

your gentleness invites me 

to slumber 

:
( C)2023Rika Inami 稲美里佳

:

思えば、猛暑の前も長く雨が続き、やっと雨がやんだと思ったら、連日記録更新の酷暑になりました。

そして、今度は秋風です。

今日などは、朝から雨が降り気温が急降下し、家内の窓を閉めても肌寒いくらいです。

ちょうど良いといえば、そうなのですが、あまりの急変ぶりに驚いています。


彼岸入りの昨日から朝の散歩を控えています。

私の仏前へ供える精進膳つくりにそこそこ時間がかかるからです。

それも、さまざまな事情からほぼ午前7時前後までには供えなければなりません。

ということで、日の出が遅くなったこの頃では、朝の散歩をするとちょっと慌ただしいかなあと思うのです。


今朝のお膳です。
1つは家の仏さんへ、もう1つは無縁仏さんへです。









2023年9月16日土曜日

今年の祭典も控えます....20230916

 

われ未だ忌(いみ)にあるかと社の鳥居ひかへくぐらず粛粛過(よ)ぎる
:
I’m 
still in mourning...
in silence
I go  through before the shrine
without passing the Torii gate
:

逝く縁者おほきこの頃に残りしは皆元気なりとメール送信

:

because  many relatives

have passed away

these years...

I send an email to her

“All the remaining  are fine”

:

(C)2023Rika Inami稲美里佳



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明日は町の御嶽神社の五穀豊穣を祈願する祭典です。そして、今日は宵宮です。

ここ2、3年コロナ禍のため、祭典の御神輿さん、それに続く山車が行列を作り町中を練り歩くことは中止になっていましたが、今年はその制約がなくなりコロナ以前の旧態依然としたお祭りが開催されます。

朝の雨模様は上がり今は晴れています。
きっと良いお祭りになることでしょう。

が、我が家では今年もお祭りを祝うことができません。
近年、近縁が立て続けに亡くなり神社の鳥居をくぐることや祝い事を控えているからです。

我が家は神社の氏子でもありますが、曹洞宗の寺の檀家でもあります。
曹洞宗は数ある宗派のなかでも死者を弔う行事に関しては、比較的厳しいのかなと思っています。
私はいわれたことがないのですが、親が死んだら3年は神社の鳥居をくぐるなと姉はいわれたとのことです。
その母が亡くなってもう3年は越しているのですが、その後に亡くなった近縁につき今年もお祭りは控えました。

が、もうすぐ喪明け、少し開放的になるのでしょうか。
短歌は年頭に詠いました。
写真は朝の散歩時に撮りました。




2023年9月15日金曜日

稲刈り -20230914

 

新藁のにほひはげしき稲刈日をとめコンバイン運転したり
:
harvest day…
new rice straws’ great smell
in the air
a young lady driving
a combine harvester 
:
(C)2023Rika Inami 稲美里佳

:

今日は我が家の裏に広がる田んぼの稲刈日でした。

田んぼの所有者は町内の方で、古くからの町の住人は誰もが知っている方です。

が、田んぼの耕作管理収穫は、近くの集落の方です。

Tさんにしておきます。

Tさんは農業法人を経営し、大規模に各家の農地をあずかり耕作しています。

ご一家で従事され、従業員の方々もおそらく何人もいらっしゃるのではないかと思っています。


それは、数年ほど前に本家筋からの雑談で聞いた話でした。

Tさんは大きく農業法人を経営していて、儲かっているらしい。海外旅行は年に数回、北海道には別荘もあると。

後継者は娘さんで、婿さん(長身のハンサム)を貰って、よく働かせている等々。


掲載歌は、Tさんの後継者の娘さんが結婚する前、未婚の娘さんの稲刈仕事ぶりを重ねて詠いました。

結婚前から娘さんが大型コンバインを運転していました。

格好良いなあと思いつつ、私は二階の窓から眺めていました。

そして、もうお子さんもいらっしゃると思いますが、今日も娘さんが稲刈りしてらっしゃるようでした。







2023年9月6日水曜日

翻訳書の紹介 20230905

 昨日の午後、日本郵便の封書で『川柳塔 9月号』が配達されました。

送ってくださったのは、英語俳句の第一人者でらっしゃる吉村侑久代先生です。

今年の6月に上梓した翻訳書『胡蝶の目の中-In the Eyes of a Butterfly』Ed. Bremson 著をFacebook で紹介した折に、『川柳塔』で紹介してくださるとご連絡くださったのです。

そして、9月号で実現しました。

先生がまず書かれていたのは、私の日本の定型詩歌の翻訳につき、私がモットーとしていることについてでした。こちらに写真で紹介いたします。

そして、新刊の『胡蝶の目の中』と2021年10月に上梓した『白濁- SILENCE: A WHITE DISTRUST』Ram Krishna Singh の詩歌を紹介してくださっていました。

 

詩歌は以下に本のコンテンツの写真を掲載いたします。








ここまでが『胡蝶の目の中』です。
後2作品は『白濁』です。



ブックカバーです。


胡蝶の目の中 In the Eyes of a Butterfly
フォト俳句を掲載しているので
プレミアムカラー印刷仕様です。

https://www.amazon.co.jp/%E8%83%A1%E8%9D%B6%E3%81%AE%E7%9B%AE%E3%81%AE%E4%B8%AD-Eyes-Butterfly-Ed-Bremson/dp/B0C9K73FYH/

白濁 SILENCE: A WHITE DISTRUST


英日対訳版で、いずれも電子書籍とペーパーバックともに揃っています。
各国のAmazon で販売しています。
















2023年9月3日日曜日

薊の花 20230903

 

仕ふるを旨とし在るも驕りへの愛の浪費にわれ涙して


believing in serving
yet the waste of my love 
for the haughty
makes my eyes full 
of deep tears 

(C)2023Rika Inami 稲美里佳



2023年9月2日土曜日

ブログアプリの変更

      ​


ゆるすゆるさざる謝罪なくしてゆるせぬことのあり花ちりゆくも

:

(C)2023稲美里佳

:

ブログ更新がiPhoneのアプリからスムーズにいかないので、アプリ変更しました。

Blogger Plusというアプリです。

これでストレスを感じないで更新できるようになりますように。