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2022年9月21日水曜日

ナンマドル去る/ Nanmadol left--20220921

 

空にはか朱色に変じ隅々透き逢魔が刻にナンマドル去る

 

the sky suddenly

turns into vermilion

then…

permeating all

Nanmadol leaves at dusk.

 

(C) 2022 Rika Inami

 

昨日、スーパー台風14号が去ってから急に寒くなりました。

これは全国的な傾向のようですが、それにしても一昨日の最高気温32から比べると、今日の最高気温は19で極端に下がりました。

この急変で体調が悪くなった人はたくさんいるのではないでしょうか。

台風が当地を通過したのは午前6時頃でした。

幸い風雨が多少強いぐらいで、近辺に被害も出ませんでした。

その後はやや雲は残っていましたが、晴れました。が、気温は上がらず20℃、そして今日に至っています。

昨夕のことでした。

午後6時前、あたりが薄暗くなる頃。にわかに家の中が朱色に照りました。

夕日だとすぐに判断できましたが、家の西側だけでなく、家全体がかーっと照明を照射されたかのように赤くなりました。ワンルームマンションではありません。そこそこに広い家であるとは思っています。これほど家の中に茜色の夕日が入ってきたのは、私の記憶上、初めてのことでした。

不気味ともいえました。

私は直ぐにカメラを出して窓が西向きになっている洗濯干し部屋で写真を撮りながら眺めました。

大きく群がる雲を引きながら夕陽が西山に沈んでゆきます。その逢魔が時の異様な朱色の明るさに、私はスーパー台風が空を引き連れて去ってゆく印の光を見たような気がしました。

 

2022年9月16日金曜日

野あずきの花--Dunbaria villosa Flower

 


いまだすり替へる言葉の足らず野に我をはなちて露を見入りぬ

still lacking
of words to replace 
myself
I release to the fields
seeing dewdrops 

(C)2022Rika Inami
 

 


2022年9月2日金曜日

モバイルタワー/ Mobile Base Tower ...20220902

白々と厚き層雲ひろがりぬモバイルタワーわれを凝視(みつ)めて
 

White on white
thick stratus clouds
spread over
Mobile base tower
gazing at me


(C)2022Rika Inami稲美里佳





<Rika Inami/ 稲美里佳 Social Media>


<Akita International Haiku Network>

My Tanka and me on 2526-27,47,67747880-81

TANKA HARAKO: 短歌 原狐 Kindle Edition

TANKA HARAKO Ⅱ: 短歌 原狐 Ⅱ Kindle Edition

TANKA HARAKO Ⅲ: 短歌 原狐 Ⅲ Kindle Edition

TANKA HARAKO COLLECTION1 短歌 原狐集 1


<現在他のブログで連載中の小説/ Rika Inami's Novel writing on the other blog>

〇短歌小説 五次元歌人: 
こちらは現在、私の他のブログにて連載。
只今、諸事情により休止しています。
いつになるか分かりませんが、出版を予定しております。