Poet of the Fifth Dimension, Rika Inami's Blog. Her inner space is expressed in tanka , photographs and daily life. She loves her home land, Akita, the Land of Poetry and mainly she compose tanka on nature. 五次元歌人 稲美里佳の内面世界が短歌や写真、そして日常生活を通して描かれています。詩の国 秋田に在住し主として自然詠を詠っています。
2024年3月30日土曜日
Chromebook 20240330
花粉期/ Pollen Season...20240330
杉の花 真赭(まそほ)にあかる山間(やまあい)は春明けそめて花粉期なれや
:
shimmering in true red ocher …
spring
in the valley starts
and brings pollen season
:
2024年3月26日火曜日
春の望月/ The full moon in spring...20240326
through altostratus
full moon
shining gently
by my bedside
昨夜は3月の満月、十五夜でした。生憎、日中から薄く雲が空全体を蔽っていて、私はおそらく満月見るのは無理だろうと思っていました。となると、一昨日の十三夜を見ていたので、「片見の月」ということになります。秋の仲秋の月見に限ってのことかもしれませんが、月は十三夜と十五夜を眺めるのが良いと言われています。どちらか一つだけ見るのは縁起が悪いとか、禍を呼ぶとか……
秋ではないので、お天気の関係もあるので、しょうがない、それに十五夜の次に来る十三夜を見るようにも言われているようなので、まあいいかなと思っていました。
が、何となく気になるものです。
気になりつつ、夕刻早々、私は寝落ちしてしまいました。
夜も更けてまいりました。
私は、はたと目覚めました。気になっている月はどうなっているのかしら、満月の光の明るさは特別の輝きです。もしかしたら、あの光の強さは薄い雲を透かして出ているかもしれない、それに窓外から光が漏れてくるような感じがしました。私は窓辺に行き、空を眺めました。
月が、望月が出ていました!
朧月です。日中の高層雲は晴れているようには見せませんが、霞みがかった月が夜空を渡っていました。
2024年3月24日日曜日
十三夜 / Thirteenth Lunar -20240323
:
March, flowers
are invisible outside, yet
I gently
apply crimson lipstick
how does my earthly self look
:
(C )2024Rika Inami 稲美里佳
2024年3月20日水曜日
春分の日/ Vernal Equinox Day 20240320 Wed
春めきて一日(ひとひ)追ひたり白鳥を雪解の歌は田畦にわたり
:
all day I chase the swans
across the rice fields
thaw’s song echoing
along furrows
:
2024年3月15日金曜日
春萌す/ Spring Air ...20240315
“Spring” – paper. watercolor. ink. pen. - 18.5 X 18 – 2022
:
朝に雪 昼には雷雨轟きてついに霽れるや春気ゆたけし
in the morning, heavy snow
in the afternoon
finally, sunny, the air in spring
is full of variety
2024年3月10日日曜日
春もよひ/ Spring Preparations...20240310
between seasons
snow flowers
fluttering down to the rice fields
like disappearances
( C)2024Rika Inami 稲美 里佳
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<Thank you for your reply>