ひねもすの雨の行方を瞻りける明日は雪に変じて寒からむ
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C)2024Rika Inami 稲美里佳
Poet of the Fifth Dimension, Rika Inami's Blog. Her inner space is expressed in tanka , photographs and daily life. She loves her home land, Akita, the Land of Poetry and mainly she compose tanka on nature. 五次元歌人 稲美里佳の内面世界が短歌や写真、そして日常生活を通して描かれています。詩の国 秋田に在住し主として自然詠を詠っています。
ひねもすの雨の行方を瞻りける明日は雪に変じて寒からむ
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C)2024Rika Inami 稲美里佳
しろじろと聖なるヴェール身にまとひ奧羽の山脈(やまなみ) 和の音韻(しらべ)なす
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white on white…
wrapped in the holy veil
harmonious
Ōu mountains resonate
with
chords for peace
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C)2024Rika Inami 稲美里佳
極月にしきふる雪はとめどなき天の嘆きか 一年(ひととせ)おもふ
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I wonder
if the snow falling thick and fast
in December
is the endless heavenly lament …
I look back on the past year
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from Tanka by Rika Inami
不協和音 空つたふ波長するどし 神の粒子のゆくへは如何に
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Kakofonia…
długością fali przenika
powietrze
Co się stanie
z boskimi cząstkami?
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Cacophony…
wavelength keen through
the air
What is the fate
of God’s particles?
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( C)2024Rika Inami 稲美里佳
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From Metafora Współczesności
Muzyczne Treści Brzmienia Wariacje
Konteksty Antologia 2024
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Translated into
Polish by Dr Teresa Pordecznie-Abt
Translated into
English by Rika Inami
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この度、ポーランドの詩集 Metafora Współczesności 2024 に私の短歌6首がポーランド語に翻訳されて掲載されました。掲載された短歌をフォト短歌にしてみました。
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冬木立わが闇封じ鎮まりぬ真白き雪は守り歌となり
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未来 2018年5月号掲載 / Mirai
Tanka Association, May 2018 / English version is unpublished.
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zimowa puszcza
grzebie moją ciemność
…cichość
czysty biały śnieg
śpiewając requiem
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---other
English translation—
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Translation
into Polish by Dr Teresa Pordecznie-Abt
Translation
into English by Rika Inami
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※こちらの歌は2018年の冬に出来上がり『未来』に掲載された1首ですが、ポーランドのAlicia 様に提出したのは2023年の1月下旬でした。そのとき、私は親族の喪に沈んでいました。その心境が自然と英訳に影響したように思え、今思えば不思議な気持ちになりました。
5句目がrequiem となっていますが、今日読み返してみて、本来はlullaby ではないかと思ったのです。
翻訳により、もしかしたら別のニュアンスが籠った短歌になったかもしれませんが、それはそれで良いのもしれないと思っています。
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紅葉道なほ歩むるを祥とせむ不言色(いはぬいろ)まじる狐が原は
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(C)2024Rika Inami 稲美里佳
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※不言色(いわぬ色)とはクチナシ色のことです。
Unspoken color means
gardenia yellow.
先日、紅葉狩りに鳴子峡に行ってきました。鳴子峡は秋田県湯沢市の隣市である宮城県大崎市にあります。近年、毎年のように行きその紅葉を楽しんできますが、今秋は、鳴子はもちろんですが、湯沢市秋ノ宮から鳴子に通ずる仙秋ラインの紅葉に惚れ惚れとしてしまいました。仙秋ラインは、鳴子までの道路で、特に秋田県側の湯沢市秋ノ宮の紅葉が素晴らしかったです。湯沢市市街を抜け小野小町出身地の雄勝町から秋ノ宮に入り、しばらく運転していると、いつしか別世界に入ったように辺りが紅葉の錦の彩りで美しく開けました。やがて宮城県大崎市につながる県境のトンネルに入りますが、そこまで紅葉の美しさに感嘆しながら運転していました。車から降りて写真を撮ることができなかったのが残念です。叙景ですが、五首詠いました。
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1-
朝かげにもみぢ葉あはく夕べ濃し移りの季(とき)の仙秋ライン
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2-
鳴子峡もみぢ揺るるやかそけくも波頭けむる谿川わたり
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3-
秋麗の彩(いろ)うるはしき鳴子峡あふぎてのぞむ大深沢橋
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4-
遊歩道にしばしもあそぶ鳴子峡こもれびの中なほ色もとめ
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5-