砕け散る二三のスイカ山峡(やまかい)の道はばみたり...我ら生類や
two or three
broken watermelons
get in
get in
my mountain passage
Ah...we all are
living things
living things
All rights reserved ©2017Rika Inami 稲美里佳
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ニュースで「秋田県内で今年度、ツキノワグマの捕殺数が前年度の1・7倍に急増し、推定生息数の6割弱にあたる817頭に上っている。自然保護団体が駆除の中止を求めている」という記事を読んだ。詳しくはリンク記事を読んで頂きたい。
確かにここ2、3年、秋田県内ではクマ被害が多くなり、クマ襲撃による死亡事故まで起きている。山の至る所に「クマ出没、危険!」等の立札も以前にも増して至るところで見かけるようになった。人が死傷するのは誠に遺憾なことではある。が、ニュースにも書かれているように「ツキノワグマは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで危急種」である。
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私は昨夏、次のような短歌を詠んだ。
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私は昨夏、次のような短歌を詠んだ。
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<砕け散る二三のスイカ山峡(やまかい)の道はばみたり...我ら生類や>
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two or three
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my mountain passage
Ah...we all are living things
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©2017Rika Inami 稲美里佳
<砕け散る二三のスイカ山峡(やまかい)の道はばみたり...我ら生類や>
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two or three
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my mountain passage
Ah...we all are living things
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©2017Rika Inami 稲美里佳
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この短歌を詠んだのは、私がいつものように朝の散歩をしている時に出あった光景が強く印象に残っていたからであった。私の散歩コースの一つは山の中の道である。そこを歩いていたら、突然、砕けた西瓜が転がっているのを目にした。
この短歌を詠んだのは、私がいつものように朝の散歩をしている時に出あった光景が強く印象に残っていたからであった。私の散歩コースの一つは山の中の道である。そこを歩いていたら、突然、砕けた西瓜が転がっているのを目にした。
私は初め、それは農家の方が収穫した西瓜を間違って落としてしまったのかと思った。が、じきにそれは違うのではないかと思った。割れ方が何かに食い荒らされたような割れ様だったからだ。と、割れた西瓜が散らばっている道の横を覗いてみた。すると、1個丸ごとの西瓜やら、割れた西瓜が沢山置かれていた。西瓜が豊作で捨てたのだろうか、が、私はふと思った、もしやこれはわざとその場所に置いたのではにだろうか、獣害被害対策として、野生動物と共存を考えて置いたのではないだろうかと思った。まさか、クマ被害対策ではないだろうと思った。であれば、「クマ出没、注意!」等の立て札が置かれているはずだ。それはない。おそらくは、イノシシやウサギ、鳥等々の野生動物対策かと思った。3年ほど前は100mほど先でおそらく猟友会の方たちが猟をしているのに偶然出会った。「ババーン!」という耳をつんざくような突然の銃の音で私は向こうで猟をしていることに気づいたのであるが、あの時はびっくりした。その時もクマではないだろう、ウサギかなと思った。実際、小さなものを追いかけているようだった。
が、クマは自分が歩いている範囲内に出没しないだろうとタカをくっているのは楽観主義に過ぎないのは分かっていた。山は続いているからだ。その先の山でクマが出たとなれば、自分のウオーキング範囲内にも出没しても何ら不思議はない地域なのだ。実際、降雪前に近所の人に「山には入るな。クマがいるからな」とも言われた。
そして、夏に目にした獣害対策の西瓜置き場、あれは獣害の範囲にクマも考慮されていたのだろうと思うようにもなった。ニュースに秋田県はクマとの共存を考えなければならない段階にきていると書かれてあるが、私は既に農家の方々はその共存を既に考えているのではないかと思っている。もしかしたら、私の散歩コース近辺の農家の方たちが、そうした獣害用の食料を置いているから「クマ出没危険!」の立て看板がそこには置かれていないのではないのかとも思うのである。
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