崩落の瓦礫累々
土叙(トルコ・シリア)地震かなしみ溢れ世界ゆるがす
in heaps
of debris
from
falling buildings―
grieves
overflow
Turkey
and Syria earthquakes
quivering
the world
遥かなる被災地の友の安否は……無事であれよとWEBをたづぬ
How are
my friends in the faraway
disaster areas?
with prayers for their safety
I ask the web
宇の戦争なほも続きて胸さわぎ今日も隣国ミサイル飛ばす
The war in Ukraine
still going on breaks my heart…
Today too
Japan’s neighbouring country
launched missile
(C )2023Rika Inami 稲美里佳
Facebookの友だちのChaojun Lu様からご返歌をいただきました。
美しい漢詩、ありがとうございます。
詩人把故鄉雪花
飄到遠方 地震的破碎瓦片
飄到炮火摧殘 焦黑土地
( C)Chaojun Lu
先月2月24日でロシアによるウクライナ侵略がちょうど一年を迎えました。
昨年のこの日にウクライナにロシアが侵略した時には、まさか今この時代に主権国家の他国にまさかプーチンが率いるロシアが武力で侵略し戦争を起こすとは予想すらしていなかったことでしょう。
プーチンは侵略はゼレンスキー大統領の亡命等で直ぐに終わると思い込んでいたようです。が、彼の期待に反してゼレンスキー大統領による粘り強い抵抗と民主主義国家による大きな支援により今日まで続いています。
この戦争により国連が、残念ながら解決の力にならなかったのは残念でなりません。
常任理事国のロシアがロシアの侵略阻止に拒否権を発し、それが続いているからです。
この事により、国連の問題点が指摘され、その改革或いは新たな世界平和のための組織を考えざるをえなくなりました。
ロシアという大きな共産主義の国家の他国への侵略戦争により、民主主義国家と共産主義国家の対立という様相が表面化し、世界戦争まで進むかもしれないと深く憂慮されてまでいます。
考えられる武器は核兵器です。
何としてでも、この長引くウクライナでの戦争、ロシアの不当な他国の侵略を止めなければ、大変な事になるのは、今では誰でも想像しえます。
よもや如くに核に脅へて生くるとは思はざりしの過去を生きけり
I lived
in the past when I never
thought
of living in such fear
of nuclear weapons
(C)2023Rika Inami 稲美里佳
話は前後しますが、2月に入り、ああウクライナでの戦争もかれこれ一年経ったかと思っている矢先、2月6日に震度7.8のトルコ・シリア地震が起きました。
震度は日本の東日本大震災よりもなかったのですが、建築の脆さで居住していたビルが一瞬にして壊滅し、運悪く時間帯の悪さも影響し、死者5万人以上という東日本大震災を上回る大惨事、被害になりました。
日常的に目に見え肌で感じる温暖化による自然の変化、それゆえの地球の地盤が脆くなり、元々プレートにズレ等の問題がある地点で、近年、地震が多発しているのでしょう。
大きな悲しみと不安と危険が広がっています。
他人事ではなく私たちの身に迫り沁みてきています。