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木洩れ日の間に控へます静かなるみ魂のかげり 空木ゆるるや
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shadow shimmering in dappled
sunlight
through the void tree, Deutzia
flowers sway benignly
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(C )2024Rika Inami 稲美里佳
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※Deutzia branches are said to be hollow inside.
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特に昨年来、当地は熊の出没が多く、冬の冬眠から目覚めた熊が私が住む地域にも毎日のように出没し、iPhoneのアラームが鳴ること頻りです。
熊出没の話題の中には、町のど真ん中の◯◯屋に出ただの、ごく近所の集会所に出ただの等、その真偽を疑うものもあるのですが、警察さんが「柿の木を切ったほうが良い」等、指導してくださったとなると、やっぱり本当なのかしら、と思ったりもします。
在郷の村落付近に出るのは日常茶飯事で、この頃のアラームは、殆ど子熊の出没の警告です。この冬は子熊が沢山生まれたのでしょうか。子熊が現れるということは、近くに親熊がいるということになります。十分な警戒が必要です。
ということで、私の朝の散歩は山の道を避けるようになりました。朝の清々しい空気を吸いながら、アスファルト敷きの道ではなく、土そのものを感じる里山の小道を歩くことは足元からその日一日の生気が立ち上ってくるような気がしました。山の中に咲く人の手入れが入らない野生の花々も活力に満ち耀いています。そうした山の生気を感じることができなくなるのは、とても残念なことです。それに、今年は、散歩途中での蕨とりもできなくなりました。歩いている道の真ん中や傍らにのびている蕨です。ひょろひょろ、すくすく、よく伸びています。少人数の家庭では、朝の散歩中で採れるだけで、十分にイケます。もう今年は買って食べるしかありません。
そういえば、8年?ほど前に、散歩途中で猟友会の数名の方々が猟銃を発砲していて驚いてことがありましたが、あれは、やっぱり熊を狙っての発砲だったのかなとも思い出しております。
あのときは、狙った獣は何だったのだろうと、イノシシかしら、クマ?、まさか、と思っていたのですが、最近、その辺りで熊が目撃されたとのことで、ああ、そうだったのか、と思い出しています。
さて、こういうことで、私の散歩コースは違ってきましたが、それはそれなりに新しい発見があるかなとも思っています。
今日掲載した一首は、通りすがりに目に入った「こもれび」と空木から詠いました。空木は、その枝の中が空洞とのことで、空木となったとのことです。樹名の漢字、その意味、音の響きに深さを感じます。別名は「卯の花」とも言います。「卯の花」も素敵な樹名ですが、私が今日見た「こもれび」には「空木」を1首のなかに用いるのが相応しいと思っています。
<Thank you for your reply>
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