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2024年6月30日日曜日

夏の道 / Summer Path ... 20240630


夏の朝の散歩途中にて
:

夏の道くまみにみゆる鎮守さま繁のふかみに埋まるごとし

:
summer path…
the Guardian shrine glimpsed
from the corner
as if buried dense
in herbaceous growth
:
( C)2024Rika Inami稲美里佳





 

2024年6月9日日曜日

ユリノキの花/ Tulip tree ...20240609

 

:

からうじて百合の木を見む青あらし若葉を反し吹きわたる日
 :
somehow
I see the tulip tree flower
on a day
strong wind blows through
tossing fresh verdure
:
(C)2024Rika Inami 稲美里佳

:

先日、人から花名は分からないが珍しい花が咲いていると聞き、急いでその場に見に行きました。言われたように、見ごろは終わりかけで花数は少なかったのですが、辛うじて見ることができました。高く伸びた木に花を3個ばかり見ることができました。私としましては、急いで駆け付けたので、見ることができ、ほっとし嬉しかったです。できたら花名を知りたいと思い、その場でスマホで検索し調べると、直ぐに分かりました。「ユリノキの花」でした。英語ではチューリップに似た花を咲かせるとのことで、チューリップツリーと言われています。百合にも似ていますね。和名は他にハンテンボク(半纏木)、レンゲボク(蓮華木)、チューリップツリー、チューリップノキ、ウッコンコウジュ(鬱金香樹)、グンバイボク(軍配木)等いろいろあるようです。

 


2024年5月11日土曜日

山藤 / Mountain Wisteria... 20240511


 天霧ふ冷たき細雨けぶるなか枝垂るる山の藤の紫

 :

amidst the cold rain…

veiled by misty clouds

the purple hues

of wisteria sagging down

in the mountain

:

(C )2024Rika Inami稲美里佳


ここ2,3日、立夏過ぎの5月にしては肌寒い日が続いていました。ここ2週間内、暑いぐらいの気温が高い日もあれば、それから急に10℃以上も下がりました。その気温急降下した頃に見た山藤を詠いました。次は同じ日に詠った1首です。

良き歌うたふといはるる人よ我は然なる生を歩まれざりき

(C)2024稲美 里佳


<Thank you for your reply >

:

a perfect blend

'tween heavenly and worldly

mysteria

:

(C )Ashoka Weerakkody

2024年3月30日土曜日

Chromebook 20240330

最近、私にしては珍しく(?)衝動買い的にChromebookを使っているのですが、Microsoft 社のWindows と勝手が違い、いろいろ戸惑うことがあります。
今しがたも文字入力で、急に日本語入力ができなくなり、設定をいじくり回した挙句、WEBで調べて何とか直しました。
ということで、今のところは私にとってWindows の方が使い易いということになっています。
が、タブレットのように気軽に使えるという点から、Chromebookを使いこなせるようになったら、逆転しChromebook 好きになるのかしらと思ったりもし、今後の成り行きを静観している次第です。
あ、ちょっとアホっぽいですね。

おそらく、それぞれの機能の利点を活かした使い方をするようになるのではないかと思っています。


2024年3月26日火曜日

春の望月/ The full moon in spring...20240326


春おぼろ叢雲をすき枕辺に望月やさしく光(かげ)りにける
:
spring haze…
through altostratus
full moon
shining gently
by my bedside
:
(C)2024Rika Inami 稲美里佳

<Thank you for your reply >
:
close to heart
this moon and a ku brilliant 
full before wane
:
( C) 
Ashoka Weerakkody

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昨夜は3月の満月、十五夜でした。生憎、日中から薄く雲が空全体を蔽っていて、私はおそらく満月見るのは無理だろうと思っていました。となると、一昨日の十三夜を見ていたので、「片見の月」ということになります。秋の仲秋の月見に限ってのことかもしれませんが、月は十三夜と十五夜を眺めるのが良いと言われています。どちらか一つだけ見るのは縁起が悪いとか、禍を呼ぶとか……

秋ではないので、お天気の関係もあるので、しょうがない、それに十五夜の次に来る十三夜を見るようにも言われているようなので、まあいいかなと思っていました。

が、何となく気になるものです。

気になりつつ、夕刻早々、私は寝落ちしてしまいました。

夜も更けてまいりました。

私は、はたと目覚めました。気になっている月はどうなっているのかしら、満月の光の明るさは特別の輝きです。もしかしたら、あの光の強さは薄い雲を透かして出ているかもしれない、それに窓外から光が漏れてくるような感じがしました。私は窓辺に行き、空を眺めました。

月が、望月が出ていました!

朧月です。日中の高層雲は晴れているようには見せませんが、霞みがかった月が夜空を渡っていました。

 

2024年3月24日日曜日

十三夜 / Thirteenth Lunar -20240323

 

なほ花見えぬ弥生月(やよいづき)
くちびるに紅(べに)をにじませうつそみ見入る
 :
March, flowers
are invisible outside, yet
I gently
apply crimson lipstick
how does my earthly self look
 :
(C )2024Rika Inami 稲美里佳
:
<Thank you for your reply>
:
slowly and softly
crimson petals open out...
first blossom
:
(C)Ashoka Weerakkody
:
:



 
 


2024年3月20日水曜日

春分の日/ Vernal Equinox Day 20240320 Wed


春分や彼岸の道も明けゆかむ未明勤しむ精進料理
 :
Vernal Equinox…
the other world’s path
also brightens
Cooking the Lenten fare
for the deceased at dawn 
:

春めきて一日(ひとひ)追ひたり白鳥を雪解の歌は田畦にわたり

spring allure
all day I chase the swans
across the rice fields
thaw’s song echoing
along furrows

:

(C )2024Rika Inami 稲美里佳