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2022年9月27日火曜日

彼岸明け/ the end of Autumn Equinox week...20220927


独(ひと)り居の書の遠火影たちまちに解く場違ひの不協和音


light from afar… 

reading in solitude solves

disharmony 

of the wrong place

in a moment



(C )2022Rika Inami 稲美里佳



昨日、漸く一週間の彼岸が明けました。

この間、私は朝の散歩をしませんでした。

朝に仏前に精進膳をあげるからです。

我が家の場合は、二膳供えます。

一つは家の仏に、もう一つは無縁仏に供えます。

この慣習は母方の家から来ているようです。

仏事は亡くなった母に教えてもらい、ほぼその通りにやってきています。

母から受け継ぎ、法事の際にも供養する当人の他に無縁仏の塔婆も立てて供養し、お寺の僧侶様に読経していただいています。

これはどうやら親類縁者のいない無縁仏が何も供えてもらえないからとイタズラしないようにという意味らしいです。


いろいろなお供えを下げ、流す供物はそのように段取りし、香炉等の仏具も仕舞いました。


とあれ、私は彼岸がおわりほっとしています。

解放された気分になり歩くことを欲しました。

行き先はガス屋さんです。

まだガス屋さんが集金に来ていなかったので、歩いて届けにゆきました。

私はガス代と灯油代は銀行引き落としにしていないので、現金かPayPay 払いで清算します。

が、ここ3ヶ月ばかりは町発行のプレミアム商品券で端数を除き支払っています。

プロパンガス屋さんは嘗ては町中のハズレにありましたが、その近辺に他にも家々が建ち、ハズレとも言い難くなりました。

以前は中学校だった小学校、橋を渡り以前は小学校だった保育所、商店街を抜けむかいまさ。

ガス屋さんに到着するまではマスクを外して歩きました。

昨日の日中は比較的気温が高かったからです。過疎化の街中を歩く人も殆ど無くごくまばらで、マスク着用の必要を感じなかったからです。


到着しました。

あ、大失敗でした。

封筒に用意しておいた請求書とプレミアム商品券、現金を忘れてしまったのです。

町発行のプレミアム商品券にはスーパー等で使える大・中小企業用と商店等だけでしか使えない中小企業用の2種類があります。もちろん、大・中小企業用は商店でも使えます。

使用期限は今年の11月末まで。

此処はプレミアム商品券の中小企業用を使えるお店なので、私にとってはそれを使わないというのは、重要なことでした。

私が中小企業用プレミアム商品券を使うのは、申し訳ありませんが、道の駅とガス屋さんだけだからです。

残ったら勿体ない、それどころかお金を捨てることになりバチが当たります。

大失敗!

ガス屋さんの奥さんにお詫びをして、私はとりあえず帰ることにしました。

道々、ガス屋さんまでは思ったよりは近いなと思いました。

往復で2.3km弱。

帰宅後、もう一回行くことにしました。朝散歩では往復4〜5kmは歩くからです。

行ってきました。支払いました。

用事を済ませ、私はスッキリしました。

帰りにスーパーに寄り少し買い物、計5km歩きました。


写真は山法師の実のPhoto-Tankaです。


All rights reserved ( C)Rika Inami


2022年9月24日土曜日

夢と雨/ Dream and Rain ...20220924

 


黎明の雨は烈しく夢は醒む 君の悩みもこの雨流せ
 
at dawn
violent rain awakens
my dream
make this rain wash
away your worries
 
(C)2022 Rika Inami

 


 
 

2022年9月21日水曜日

ナンマドル去る/ Nanmadol left--20220921

 

空にはか朱色に変じ隅々透き逢魔が刻にナンマドル去る

 

the sky suddenly

turns into vermilion

then…

permeating all

Nanmadol leaves at dusk.

 

(C) 2022 Rika Inami

 

昨日、スーパー台風14号が去ってから急に寒くなりました。

これは全国的な傾向のようですが、それにしても一昨日の最高気温32から比べると、今日の最高気温は19で極端に下がりました。

この急変で体調が悪くなった人はたくさんいるのではないでしょうか。

台風が当地を通過したのは午前6時頃でした。

幸い風雨が多少強いぐらいで、近辺に被害も出ませんでした。

その後はやや雲は残っていましたが、晴れました。が、気温は上がらず20℃、そして今日に至っています。

昨夕のことでした。

午後6時前、あたりが薄暗くなる頃。にわかに家の中が朱色に照りました。

夕日だとすぐに判断できましたが、家の西側だけでなく、家全体がかーっと照明を照射されたかのように赤くなりました。ワンルームマンションではありません。そこそこに広い家であるとは思っています。これほど家の中に茜色の夕日が入ってきたのは、私の記憶上、初めてのことでした。

不気味ともいえました。

私は直ぐにカメラを出して窓が西向きになっている洗濯干し部屋で写真を撮りながら眺めました。

大きく群がる雲を引きながら夕陽が西山に沈んでゆきます。その逢魔が時の異様な朱色の明るさに、私はスーパー台風が空を引き連れて去ってゆく印の光を見たような気がしました。

 

2022年9月16日金曜日

野あずきの花--Dunbaria villosa Flower

 


いまだすり替へる言葉の足らず野に我をはなちて露を見入りぬ

still lacking
of words to replace 
myself
I release to the fields
seeing dewdrops 

(C)2022Rika Inami
 

 


2022年9月7日水曜日

悪い気/ Bad vibe...20220907

 

最近、私は悪い気を感じています。

とても私にとって悪く、私はほとほと疲れてしまいました。

どろどろ黒々とした重い気です。

どこまでも、自分のためならうまく立ち回り、人を利用してやろうという気です。

そうした気はおそらく人を殺すことも厭わないでしょう。

詐欺の気ともいえます。

私は被害妄想なのでしょうか?

昨年来、特にこうした鉛色の重い気を感じるようになりましたが、今回は直接私に関与していたので、私は疲れてしまいました。

いえいえ、私は詐欺には遭っていませんが、この疲労感はそうした集団に遭遇したところから来ていると思っています。

ネット上だけでなら、避け慣れているので比較的軽いのですが、今回はこの肉体を置く現実世界に絡んでいることなので重く、疲労感が大きいと思っています。

情けない事ですが、私にはどうにもできないことで、解決は五次元頼りとしかいいようがありません。

私はちょっと休んだほうが良いのかもしれません。






 

2022年9月2日金曜日

モバイルタワー/ Mobile Base Tower ...20220902

白々と厚き層雲ひろがりぬモバイルタワーわれを凝視(みつ)めて
 

White on white
thick stratus clouds
spread over
Mobile base tower
gazing at me


(C)2022Rika Inami稲美里佳





<Rika Inami/ 稲美里佳 Social Media>


<Akita International Haiku Network>

My Tanka and me on 2526-27,47,67747880-81

TANKA HARAKO: 短歌 原狐 Kindle Edition

TANKA HARAKO Ⅱ: 短歌 原狐 Ⅱ Kindle Edition

TANKA HARAKO Ⅲ: 短歌 原狐 Ⅲ Kindle Edition

TANKA HARAKO COLLECTION1 短歌 原狐集 1


<現在他のブログで連載中の小説/ Rika Inami's Novel writing on the other blog>

〇短歌小説 五次元歌人: 
こちらは現在、私の他のブログにて連載。
只今、諸事情により休止しています。
いつになるか分かりませんが、出版を予定しております。

2022年8月31日水曜日

元滝-伏流水/ Motodaki Falls-Subsoil Water

一昨日、雨の晴れ間を見てドライブしてきました。

片道約100k、往復で約200Kほど、私にとっては遠距離のドライブでした。

高速はお金がかかるので、走りませんでした。

海もかねた水のあるところへ向かいました。

目的地は鳥海山の麓にある元滝伏流水。

妖精が棲んでいるといわれている滝です。

途中、にかほ市象潟の道の駅ねむの丘で昼食を摂り、海も見てきました。

帰りにまた寄ろうと思ったので、海には長居せず、元滝に向かいました。

何回か行っているのですが、今回も国道7号線から横に入る鳥海ブルーラインへの入り口を間違え、少し遠回りしてしまいました。

結局、車搭載ナビをきかせて軌道修正し到着しました(笑)

ここはある意味で私のちょっとした思い出のサイトです。

数年前にネット上で知り合い、一旦分かれた人との、その別れた直後に初めて訪れた地だったのです。ネット上だけの友だちとはいえ、とても悲しい別れでした。相手はそれなりに人気があり、また女好きの人でしたから、一時熱を上げた私にとっては、とても悲しい別れでした。が、その後、また帰ってきて今に至っています。もう熱を上げることもなく、いなくなるととても淋しいお友だち、という思いでお付き合いしています。

あの時は奈曾の白滝から元滝に廻りましたが、今回は道の駅「ねむの丘」から元滝伏流水に直行しました。


鳥海の裾野の森のふかきより過ぎし日かへり流れにひたる


Mt. Chokai’s foot…

a limpid crystal stream

of the deep forest

makes me feel reminiscent

of bygone days


(C)2022Rika Inami稲美里佳


平日にしては訪れる人が絶えませんでした。

ご高齢の3人連れの男性の方々から写真を撮ることを頼まれました。
写真を撮ったあとに「どちらからですか?」とお聞きすると、「奈良から」といわれました。鳥海山の五合目の鉾立展望台からここまで降りてこられたとのこと。奈良からはるばるということで、一瞬驚きましたが、元滝とその伏流水はジオパーク鳥海の景勝地なので納得。

ペアや女の子たちも訪れていました。
写真の子たちはそれほどでもありませんが、女の子たちはこころなしガーリースタイルの装いの方を多く見ました。ポスター等に掲載されている元滝の妖精が白いワンピースを着ているせいでしょうか。



なんだか疲れたので、結局、夕映えの日本海は見ずに、元滝から直帰しました。
また行こうと思っています。