Powered By Blogger

2021年12月20日月曜日

The Soil of The Soul from AHI-Tanka by Rika Inami 52

やさしきの土を踏みしめ霜どけの草なほかをる道あゆみたり

 

walking

  firmly on the soil of the soul

  I'm going my path 

  still herbal smell

  in the melted frost field





<Thank you for your reply>

soil of the soul
in a moment 'tween steps
tanka to a haiku

(C)Ashoka Weerakkody

霜が立ち踏めば鳴るなり歓びの序曲と思いこの道を行く
(C)Ryuuji Suwa

霜が立ち草も光りてこの道を優しき女(ひと)のゆるりと歩む

(C)Ryuuji Suwa



Previous 前  Next 次

Thank you for translating my tanka into Hungarian.

やさしきの
土を踏みしめ
霜どけの
草なほかをる
道あゆみたり

Megolvadt mezőben,
A szilárd talajon,
Köd fátyla,
Nedves fű illat
Ahogy megyek az utamon.

Rika Inami

日の山
帝国の前
多が並ぶ
皆はそこに
手をつないで。

Nap hegyek 
Birodalma előtt,
Tömegek sorakoznak,
Ott állunk mindannyian,
Kéz a kézben. 

あなかそか
父と母とは
目のさめて
何か宣らせり
雪の夜明けを

Oly halványan hallom,
Anyám és apám
Suttogását,
Ahogy ébreszt,
A hajnali havazás

北原の 短歌

白い渦
天の庭で
雪片を
送りつけたの
父と母とは。

Fehér örvény 
Az ég udvarában,
Hópihéket,
Küldött 
Apám és anyám.

Translated by Ban Mihaly


白濁


ラム・クリシュナ博士の俳句を翻訳しKindleで電子出版しました。

https://www.amazon.co.jp/%E7%99%BD%E6%BF%81-SILENCE-DISTRUST-%E7%A8%B2%E7%BE%8E-%E9%87%8C%E4%BD%B3-ebook/dp/B09JSP7RQY/

ペーパーバックでも出版予定です。


Previous 前  Next 次



 To my Interview on Poetry Matters

 Rika Inami Facebook: https://www.facebook.com/rika.inami.35

My Tanka and me on 2526-27,47,67747880-81

TANKA HARAKO: 短歌 原狐 Kindle Edition

TANKA HARAKO Ⅱ: 短歌 原狐 Ⅱ Kindle Edition

TANKA HARAKO Ⅲ: 短歌 原狐 Ⅲ Kindle Edition

TANKA HARAKO COLLECTION1 短歌 原狐集 1

<現在他のブログで連載中の小説/ Rika Inami's Novel writing on the other blog>

〇短歌小説 五次元歌人: 
こちらは現在、私の他のブログにて連載。
只今、諸事情により休止しています。


 

等しく from AHI-Tanka by Rika Inami 52

 

天地に等しく黄葉ささげをり麗しき野の銀杏なるかな

 

equally 

offering yellow leaves

to heaven and earth...

how graceful and great 

the ginkgo is 


From Tanka by Rika Inami52




Previous 前  Next 次


うらがれの野 from AHI-Tanka by Rika Inami 52

 

末枯れの野に芒なほ高く伸び細き身のうへ空に晒しぬ

 

in the waning field

still now, silver grasses 

stand high 

showing their poor and thin 

figure to the sky 


From Tanka by Rika Inami52


Previous 前  Next 次


Thank you for translating my tanka into Hungarian.

末枯れの
野に芒なほ
高く伸び
細き身のうへ
空に晒しぬ

Kiszáradó mezőn,
Most is ezüst perjék, 
Magasra növekedő,
Vékony testüket megmutatva,
Az ég felé nyúlánkozva.

Translated by Ban Mihaly 


Whose Soul from AHI-Tanka by Rika Inami 52

 

哀しみの深さたたへて濃霧ふる翳る流線 誰()のたましひか

 

thick fog

with deep sorrow…

whose soul

is the blurred streamline

beyond the windshield?



けふ一日ぎりぎりに生きはたて見む霧の翳りに君をみとめて

 

living life

to the fullest today

for the ultimate

I recognize you

in fog’s silhouette




From Tanka by Rika Inami 52


帰りの出発は思いのほか遅くなりました。私はこのドライブで高速道路は走らず、下の道をとったのですが、予定より遅く出発したので、じきに夕べの薄闇が迫り暗くなり夜になりました。

途中でどこか宿をとろうか、或いは車中泊しようか等考えました。が、家の事も心配でした。道の駅でときどき休みをとり、ずっと走っていました。

スマホの道の駅アプリには、山形の天童道の駅は車中泊に良いと書かれてありました。そこに到着したときには、夜も10時を過ぎ、すでに目当ての温泉は終わっていました。沢山の車がパーキングロットに停まっていました。どうやら車中泊している車のようでした。私も倣って車中泊組に入りました。2時間ほど眠ることができたのでしょうか。が、すっかり疲れ切って眠ったのですが、たったの2時間しか眠ることができなかったのです。その後、もぞもぞと再び眠ろうと努力はしましたが、眠ることはできません。疲れはとれていました。私は出発することにしました。

真夜中のコンビニに寄るのも初めての体験でした。そうそう、このドライブ旅行で楽しかったのことの一つは、コンビニでヤフーニュースで紹介されているコンビニスウィーツを買って食べたことも入っていました。普段コンビニで買い物することがない私にとっては、思い切り開放された気分でそんな他愛もないことに喜んでいました。ローソンにファミマにセブンイレブン3社のマリトッツォを食べ比べてみたのでした。

ずっと私は走っていました。13号線の深夜の闇を走るのは大型トラックと私ぐらいでした。

大型トラックは私の慎重運転の後ろをしばらく走っていたのでしたが、私は減速し、トラックに追い越してもらいました。トラックは感謝(?)挨拶(?)冷やかし(?)、後部ライトでチカチカさせ私に合図を送りスピードを上げて過ぎ去りました。


濃い霧が降りてきました。

ヴェールが暗い闇のなかから次々に絶え間なく湧くように降りてきました。新しく降りてくる切れ目でしょうか。運転する私のフロントガラス越しにヴェールの流れる線のように見えました。その流れる霧の線は誰かの魂のように見えました。誰かは分かっていました。もちろん、この出来事に関係している人です。



Previous 前  Next 次

Thank you for translating my tanka into Hungarian.

哀しみの
深さたたへて
濃霧ふる
翳る流線 
誰のたましひか

Sűrű köd,
Mély szomorúság fátyla,
Egy elmosódott áramvonal,
Valaki lelke
A szélvédőn túl?

風たちて
此処に留まるを
許されじ
雲居の影に
助けをもとむ

Megáll a szél,
Hogy itt maradhasson, 
Engedélyt kér,
Az ég udvarában árnyékok
Segítséget kérni. 

末枯れの
野に芒なほ
高く伸び
細き身のうへ
空に晒しぬ

Kiszáradó mezőn,
Most is ezüst perjék, 
Magasra növekedő,
Vékony testüket megmutatva,
Az ég felé nyúlánkozva.

Translated by Ban Mihaly 





Gravitational Wave from AHI-Tanka by Rika Inami 52

重力波ゆれきて往還千キロの一次元道疾駆しにけり

 

gravitational waves 

rippling down…

I drive and hurry 

along 1000km round trip 

on the first-dimension road


From Tanka by Rika Inami 52


コロナも下火になったと思われた11月初め、

前の頁に書きました出来事に絡んで私は東京近郊まで行かなければなりませんでした。いろいろ考えた末、車で行くことにしました。日頃、上京は新幹線でと決まっていましたが、以前から私は車で行ってみたいと思っておりました。時は紅葉の頃、東北道の景色は素晴らしいだろうと思われました。案の定、山形は見ごろで、山寺を通りかかったときには、寄っていきたいと思いました.。が、こんな調子であちこち寄っていたら、いつ到着し用事を済ませられるか分かりません。誘惑を退けて一心に安全運転に集中し、無事目的地まで着くことができました。

こうした車での旅行は、数年前に佐渡に行って以来のことでした。

帰路はこんな気持ちで帰ってきました。


ミッションを果たすが如し帰還の途おのづ浮かぶるわが頬の笑み

 

as if 

accomplishing a mission

I drive home

natural smiles appearing

on my face 


(C)2021Rika Inami稲美 里佳




白濁


Previous 前  Next 次



Total Concentration from AHI-Tanka by Rika Inami 52

 

難事にて全集中すドーパミン四方をめぐりパーフェクトかも

 

total concentration!

due to the hard trouble

dopamine circulating

in all directions of my body

I could be perfect


※写真は秋田県角館の武家屋敷・青柳家で撮りました。

 I took this photograph at Aoyagike, Samurai Manor House in Kaunodate, Akita,Japan.


From Tanka by Rika Inami 52


この歌は、春以来関わらざるを得なかった或る出来事から生まれました。

こうした渦中にあっても、この秋も角館の紅葉を見ることができたのは幸いでした。


白濁


ラム・クリシュナ博士の俳句を翻訳しKindleで電子出版しました。

https://www.amazon.co.jp/%E7%99%BD%E6%BF%81-SILENCE-DISTRUST-%E7%A8%B2%E7%BE%8E-%E9%87%8C%E4%BD%B3-ebook/dp/B09JSP7RQY/

ペーパーバックでも出版予定です。


Previous 前  Next 次



 To my Interview on Poetry Matters

 Rika Inami Facebook: https://www.facebook.com/rika.inami.35

My Tanka and me on 2526-27,47,67747880-81

TANKA HARAKO: 短歌 原狐 Kindle Edition

TANKA HARAKO Ⅱ: 短歌 原狐 Ⅱ Kindle Edition

TANKA HARAKO Ⅲ: 短歌 原狐 Ⅲ Kindle Edition

TANKA HARAKO COLLECTION1 短歌 原狐集 1

<現在他のブログで連載中の小説/ Rika Inami's Novel writing on the other blog>

〇短歌小説 五次元歌人: 
こちらは現在、私の他のブログにて連載。
只今、諸事情により休止しています。





2021年11月22日月曜日

莢蒾 from AHI-Tanka by Rika Inami 51


 

山神の賜(たまもの)とふ莢蒾(ガマズミ)の珠(たま)ちりばむる谷をゆきたり

 

I go on

a valley studded with

red gems...

viburnum cranberries

gifts of the mountain God


日にけにと其処()より乖離し去りゆかむ莢蒾の実は血色に熟れにき

 

day by day

deviating and leaving there

viburnum cranberries

have already ripened in

bloody colour


All rights reserved (C)Rika Inami 稲美里佳


From Tanka by Rika Inami 51


<<Thank you for your reply.>>


谷を飛ぶ鳥の塊あるけれど諏訪の湖に吾は神に逢う

(C)Ryuuji Suwa


mossy oak

its deep roots 

dazzled in cranberries

my crimson dress 

hugs me tight


late autumn

ripen cranberry

in birds beack 

sparkling

engagement ring


deep woods 

no time for snow

all that red 

cranberries

in your hand 


ripen 

red drops

between oaks

you kiss me

on the lips 


foggy morning

picking cranberries

our hands 

touching

accidentally


(C) Laughing waters USA 2021


深山山谷遇見山神

蔓越莓

染紅一片綠葉

太陽天黑回到家


(C)Chaojun Lu 



白濁


ラム・クリシュナ博士の俳句を翻訳しKindleで電子出版しました。

https://www.amazon.co.jp/%E7%99%BD%E6%BF%81-SILENCE-DISTRUST-%E7%A8%B2%E7%BE%8E-%E9%87%8C%E4%BD%B3-ebook/dp/B09JSP7RQY/

ペーパーバックでも出版予定です。


Previous 前  Next 次