―先日の旧長谷山邸行の短歌です―
(こちらが7月24日のページです)
奔流のおつるが如く雨はふる七曲峠(ななまがりとうげ)けはしき途上
rain
falls like a torrent
steep road up
the Nanamagari Pass
to the destination
険しきの七曲峠越えたれば田代の里はひろがりにけり
庭まなか神のいませし割れし石
かたるを秘めて雨にうたるる
古(いにしえ)の落人住みし奥羽(みちのく)の山間(やまあい)深く営々と継ぐ
豪雪にあれど天災すくなくし田野肥沃に人和に棲み得
なほ奥の判官沢に手負ひつる源氏の落人定住てふ
五行歌の里にも見ゆる長谷山邸す空きの階に歌ならべらる
今は無き高瀬中なつかしき大岡信先生作詞校歌
※高瀬中学校の校歌の作詞は大岡信先生、作曲は一柳慧先生でした。高瀬中学校は2016年3月31日に閉校しました。
年々に過疎に向かふも高めゆく高きにあるや羽後の里愛
里にあり手負ひの傷は癒ゆきて奏づる歌は迸る如
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